静岡県浜松市の飲食店が活用できる新型コロナ関連の支援策のまとめ。受付期限が近いものが多いです。もう1度未活用の施策がないかご確認ください。
主な支援策
浜松3密対策補助金
3密対策になるいろいろな取り組みに最大30万円を補助する浜松市の制度です。かなり補助対象の幅が広く、物品の購入だけではなく、工事費やリース費も対象です。受付期限は2021年1月31日ですが、補助対象になるのは2020年12月31日までに購入・設置等が完了したものだけです。
12月16日時点で浜松市の1784の事業者に交付が決定しています。今後、駆け込み申請が増えて審査に時間がかかると思います。早めに申請準備をしてください。
パーテーション設置支援事業
12月10日から申請受付がはじまった新しい制度。テーブルやカウンターに設置できる「既製品のパーテーション」を購入したときに最大20万円が補助する浜松市の制度です。3密対策補助金に申請していても使えます。受付期限は2021年2月28日までです。
Foodelix
Foodelix(フーデリックス)は、浜松市が主導してはじめた料理の宅配サービスです。Uber Eatsなど競合の民間サービスよりも対応エリアが広く、配達を市内のタクシー会社が行うのが特徴。浜松市の飲食店は、2021年3月31日までは初期費用・販売手数料不要で参加できます。費用負担は決済代行手数料(概ね売上の3.5%前後)だけです。Foodelixを活用すればデリバリーをはじめるハードルがぐっと下がります。
なお、12月23日から1月31日まで消費者が負担していた配達料500円の無料キャンペーンが実施されます。これにより利用者が増えることが予想されます。Foodelixへの参加を検討したい飲食店は早めに問合せをしてみてください。
小規模事業者持続化補助金
主に売上回復・売上アップにつながる新しい取り組みに最大50万円、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に最大50万円の、合計100万円を補助する国の制度です。
浜松市の制度と異なり申請してすぐに補助を受けられるものではありません。基本的には来年度の事業展開のために活用を検討する制度です。
受付期限は2021年2月5日ですが、事前に商工会議所か商工会の確認が必要なので実質的には1月28日頃が締切です。事前の相談窓口も商工会議所・商工会になります。
※持続化補助金は審査があります。申請しても必ず採択されるとは限りません。国の制度なので、ライバルは日本中の小規模事業者です。少しでも採択率を高めるには事業計画書などの申請書類の質を上げる必要があります。そのために年内から商工会議所・商工会に相談をして準備をはじめてください。
その他の支援策
給付金
持続化給付金
一定の売上減少要件などを満たす事業者に、法人は最大200万円、個人事業主は最大100万円を給付する制度です。受付期限は原則2021年1月15日です。
家賃支援給付金
一定の売上減少要件などを満たす事業者に、法人は最大600万円、個人事業主は最大300万円を給付する制度です。受付期限は原則2021年1月15日です。
助成金
雇用調整助成金(新型コロナ特例)
従業員(アルバイトなどを含む)に支払った休業手当の全部または一部を助成する制度です。例えば、年末年始に確保していたシフトを縮小するときも対象になる可能性があります。問合せは厚生労働省のコールセンター、浜松市が設置している労働相談窓口でも受け付けています。
減免
固定資産税の減免
一定の売上減少要件などを満たす事業者は、2021年度の固定資産税がゼロまたは2分の1になる制度です。受付期限は原則2021年2月1日です。
融資
国連携新型コロナウイルス感染症対応貸付
銀行や信用金庫などの民間金融機関による当初3年間は実質無利子で融資を受けられる制度です。12月8日の臨時閣議で、受付期限が2020年12月31日から2021年3月31日に延長されました。
日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症関連融資
国が運営する金融機関の日本政策金融公庫から当初3年間は実質無利子で融資を受けられる制度です。一般に民間金融機関よりも、個人経営など小規模な飲食店でも融資を受けやすいです。受付期限は決まっていません。
※資金繰りの計画は、3~4月の歓送迎会需要の変化や5月の浜松まつりの大幅な規模縮小の可能性を十分に考慮してください。すでに新型コロナ関連融資を利用していても追加融資を受けられる場合があります。